国際社会科学科の
ゼミ

「専門演習Ⅱ
(副題:International Accounting)」

STUDENTS VOICE

苦手だった会計学。
ゼミでの研究を通じて意識が変わった

笹山頼

国際社会学科3年 東京都・私立聖徳学園高等学校 出身

会計学への苦手意識をなくそうと思ったことがきっかけで、ガルシア・クレマンス先生の会計学のゼミを志望しました。ガルシア先生はフランス出身の方で、語学が堪能なうえ会計学の分野での功績も素晴らしく、少人数制で先生から学べることはこのゼミの魅力だと感じます。ゼミはすべて英語で行われ、財務分析などを用いて企業や業界の成長性や収益性、効率性などをグループに分かれて研究し、発表しています。財務分析をするなかで、財務諸表の数字から企業・業界がどういう状況でなぜそうなったのか、今後どうなっていくのか、といったことを読み取ることに面白さを感じるようになり、苦手だった会計学に対する意識も大きく変わりました。

ABOUT SEMINAR

多国籍企業の
成功事例から学ぶ

上手な買い物のヒントは
「財務諸表」にある

上手な買い物の仕方があります。企業は、実は財務諸表(企業の財務状況を示す書類)で売上高や売上原価、コストなど会計に関するすべてのデータを開示しています。若い人に人気のブランドは色々とありますが、例えばユニクロを運営しているファーストリテイリングなどみなさんの知っているような大きな企業の財務諸表は、その企業のWebサイトで誰でも見ることができます。

この財務諸表を見れば、購入したい商品のコストがわかります。つまり、コストパフォーマンスのよい商品を選べば、お得な買い物ができるというわけです。洋服に限らず、お菓子などの食品でも、企業の財務諸表で利幅(経費などを引いた利益の大きさ)を確認すれば、買い物のヒントになります。

財務諸表をさらに細かく見れば、その企業が社会貢献にどのくらいお金をかけているのか、さらに人件費や研究開発費をどのくらいかけているのかまでわかります。そこまでわかれば、将来、就職活動をするときにも役立ちますし、自分の考えに沿うような社会貢献をしていないなどがわかれば、買い物をボイコットして批判することもできます。企業側から見れば、自分たちが外部からどのように見られているのかを常に意識して企業活動を行う必要性が生じる、ということでもあります。

企業の数字に隠された
新たな発想の素材を見つけよう

私のゼミでは、会計学として多国籍企業が開示している財務諸表などの情報を理解しながら、その作成方法を学びます。会計の知識を通じて企業の財政状態や戦略を理解してもらうのが目的で、学生には実際にある多国籍企業のデータを分析して、その結果を英語で発表してもらいます。2019年度は建築系の多国籍企業に焦点を絞り、彼らのイノベーションに注目して学んできました。

企業を数字で比較すると様々な特徴が見え、企業がどう拡大していくのかなどがわかります。そこには、新規事業などの発想の素材がたくさん隠されているでしょう。

ガルシア・クレマンス 教授

フランス外務省奨学生として京都大学大学院に留学後、明治学院大学経済学部専任講師を経て、パリドフィーヌ大学大学院博士課程修了。2015年より現職。専門分野:会計学など。