教育学科のゼミ

教職実践演習(小)

STUDENTS VOICE

多角的な視点を育み
一生忘れることのない体験に

近藤莞太

文学部教育学科4年 神奈川県・県立鎌倉高等学校 出身

「教職実践演習(小)」では、さまざまな外部講師の方が講義してくださり、多くの知見を得ることができます。「学校教育コーディネーター」の講義では、子どもたちの朝の学習や、放課後の時間を見守る地域の活動を知り、視野が広がりました。その際、講師の方がおっしゃった「教師は風、地域は土」(教師は改革の風を吹かせることができるが、次の新しい風を吹かせ続けるのは地域)という言葉が強く印象に残っています。「発達障害の理解と学級経営」の講義では、障害を個人の特性ととらえ、その子に寄り添う指導の重要性を知ることができ、約30時間に及んだ教育実習では、試行錯誤を繰り返しながら子どもたちと心を通わせることができ、一生忘れることのない特別な体験になりました。

ABOUT SEMINAR

小学校をめぐる
新しい動きに対応した演習で
資質を高める

4年間の集大成となる
振り返りの実践演習

本演習は、教育職員免許法に定められた小学校教員免許取得のための必修科目で、 4年次後期に行う最終的なまとめとなる重要な科目です。今までに学んできたことや教育実習を振り返ります。授業は全部で15コマです。

これを4日間に分け、プログラミング教育など今日的課題や子ども理解について、学校長や教育センター所長、心理士など外部講師による講義を受けます。また、今回は緊急事態宣言が発出され、フィールドワーク(校舎一体型小中連携校の参観)はできませんでしたが、Zoomを使ってバーチャル見学を行いました。またグループごとの模擬授業の代わりに、教育実習の研究授業の振り返りを全員が発表しました。

外部講師の招聘は、学校長や教育委員会など現場経験のある教員のネットワークが活かされます。また、教育学研究会に出席し、卒業生から現場の話を聞く機会も設けています。歴史の浅い学科ですが、先輩に相談ができる縦のつながりを作るよう努めています。

子どもと共に学び続ける
教師となるために

本学科は、学習院大学の自然豊かな環境を活かした教育やアクティブ・ラーニングに定評があります。たとえば、「初等生活科教育法」では近隣の小学校の児童と一緒に「目白の杜」を散策し、小学校の生活科の授業について学びます。また、教育実習に行く前から、ボランティアで積極的に教育現場を見ることも推奨し、実体験を積みながら、教師になるためのモチベーションを上げていきます。

中には教員にならず、公務員や一般企業に就職する学生もいますが、「やはり教員になりたい」と戻ってくるケースも。そうした卒業生にも対応し、採用試験の面接対策など支援しています。

教職に就いても、子どもたちと一緒に学び、成長し続けてほしいというのが本学科の方針です。そのため、理論と実践を往復しながら考えてもらい、少人数のアットホームな環境で、教師になるための資質を高めていきます。

久保田福美 専任講師

東京都公立小学校教諭18年、教頭4 年、校長1 6 年を経て定年退職後、全国及び東京都小学校社会科研究会会長を3年間務める。2013年より現職。