国際社会科学科|社会科学を幅広く学び、様々な視点から国際社会を考察
2024.02.26
柏木 昌成 教授、国際社会科学科4年
教員に聞く研究知
柏木 昌成 教授
[専門]マクロ経済学、国際マクロ経済学
「老後2000万円問題」が注目を浴び、2024年から少額投資非課税制度(NISA)が抜本的に改革されるなど、将来を見据えた資産形成が特に若い世代にとって重要になりつつあります。また、諸外国での物価の高騰・政策金利の引き上げをきっかけに、2022年に入って円安が大幅に進行しました。当ゼミナールではこのような現代の金融に関わる身近なトピックを取り上げ、国際金融の面白さを探究しています。私自身、アメリカでの博士号取得やイタリア、台湾での研究教育活動など世界の多様な地域で経験を積んできました。そこで得た国際経済や社会問題に対する多角的な視点を提供し、学生たちにも自分なりに"現代社会のリアル"を理解してもらいたいと思います。
学生に聞く統合知
Y.Mさん
東京都・学習院女子高等科 出身
英語力を高めるだけでなく、国際社会を理解するうえで重要なトピックについても同時に学べる点に惹かれて国際社会科学科を志望しました。現在は「金融商品としてのアートの価値」について研究を進めています。国際金融を総合的に学ぶ中で培われたのは、生活に密接した資産管理などのスキルや、身近な事象と金融との関連性を考える力。また、柏木先生が簡潔にわかりやすく説明してくださるので、金融の複雑な事象についても学びを深めることができました。卒業後の目標は、海外大学院に進学すること。アートマネジメントを専攻とする大学院へ進み、これまで学んだ金融や社会科学の要素をアートの分野に取り入れた、独自性ある研究を行いたいと考えています。
専門分野を究める
卒業論文指導
金融論および国際金融論が主なテーマ。専門演習で基本事項や関連理論を学び、それを足がかりに卒業論文のテーマを設定し研究を進めていきます。
※所属・肩書等は取材当時のものです。