国際社会科学科|統計学で浮かび上がる社会課題の構造から解決の糸口を探る
2026.06.17
関 麻衣 教授、国際社会科学科4年
教員に聞く研究知
関 麻衣 教授
[専門]開発経済学、教育の経済学、労働経済学、応用ミクロ計量経済学
本ゼミでは、学生一人ひとりが関心を持つ社会課題を、経済理論と統計学の手法を組み合わせて探究します。取り上げるテーマは安全な水へのアクセス、児童労働、農家の新技術導入などさまざまです。こうした多様なテーマでも、世帯や個人単位のミクロデータから、課題の背後にある社会構造や事象の関係性を読み解く点に、共通の面白さがあります。学生の主体的な学びを引き出すため、教員はあくまでサポート役。互いに学び合い、学年を超えたネットワークを築くゼミ生たちの姿は頼もしいものです。学生たちには問題の所在を明らかにし、仮説を立て、データで検証する科学的洞察力を培い、卒業後は自律性の高いキャリアで活躍し、のびのびと人生を切り拓いてほしいと思います。
学生に聞く統合知
Y.Sさん
埼玉県・県立越谷北高等学校 出身
タンザニアとウガンダの農家における、気候変動への認識が当該国の食糧安全性に与える影響を因果推論により分析しています。世界銀行が収集した家計調査データを活用し、3,000世帯ほどのデータを整理し、解析した結果を読み解く作業はトライアンドエラーの連続。しかし、関先生の客観的な視点からの丁寧な指導やゼミ生同士の自主的な勉強会を通じて、物事を辛抱強く、多角的に検討する力が身につきました。現在ではさらに視野が広がり、国内外の貧困や教育など、より幅広い社会課題にも関心を持っています。将来は、ゼミで磨いた分析力・思考力や英語コミュニケーション能力を存分に活かし、国際的な経済社会の課題解決に寄与できるような存在になりたいです。
専門分野を究める
関 麻衣ゼミ
途上国が抱える教育や労働、開発などの課題を、統計学的手法で解析します。国際機関が参照する研究論文や資料にも触れつつ、学術的知見と実務に活かせる洞察を深めます。

※所属・肩書等は取材当時のものです。