経済学科｜仲間と刺激し合いながら磨かれていく、社会の本質を見抜く力

2025.06.12

経済学部ゼミ紹介

鈴木亘教授、経済学科4年

教員に聞く研究知

鈴木亘教授

［専門］社会保障論、医療経済学、社会福祉の経済学

経済学と聞くと金融や財政など、単にお金を扱う学問だと思われるかもしれません。しかし実際は、合理的アプローチを用いて恋愛やスポーツ、犯罪、教育、医療など、幅広いテーマを扱う学問です。本ゼミでは、そのような人間行動や社会問題を中心に、経済学を応用した研究を行っています。指導にあたっては、社会問題の現場へ赴くフィールドワークの機会も重視。最近では、大阪市西成区のあいりん地区という貧困地域を街歩きし、ホームレスの人々へヒアリングを行いました。学生たちには、ディベートや政策提言を通じて経済学的な思考を身につけ、日々の身近な問題について合理的に考え、発信することができるようになってほしいと思います。

学生に聞く統合知

H.Sさん

千葉県・県立柏南高等学校出身

犯罪など身近な社会課題に関するテーマのディベートや、行動経済学を応用した政策提言を通して、講義で学んだ「経済学」を現実問題に落とし込む応用力が鍛えられました。それに加え、相手の反論を予想するディベートの経験から、物事を多面的に捉える力が身についたと実感しています。またゼミ生同士で切磋琢磨しながら絆を深め、お互いを高め合える関係を築くことができるのも本ゼミの魅力のひとつ。卒業後は転職支援サービスを提供する企業に就職します。ゼミで育んだ経済学的な実践力と多角的な視点を活かし、よりよい未来をクライアントに提供していきたいです。

専門分野を究める

鈴木亘ゼミ

社会のあらゆる問題を解決するための政策を、経済学を応用して考えます。対戦型で行うディベートのほか、グループごとに行動経済学を応用した政策提言にも取り組みます。