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経営学科|客観的データから潜在的な要因を浮かび上がらせる

2025.06.12

経済学部 ゼミ紹介

和田 哲夫 教授、経営学科4年

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教員に聞く研究知

和田 哲夫 教授

[専門]知的財産戦略、国際経営

企業価値や金融手段などの分析にとどまらず、経営学には働き方について心理学や社会学的側面から考えたり、労働規制を法律の知識と絡めて検討したりと、複数の学問領域にまたがる面白さがあります。また、新しい分析ツールも次々と生まれており、学生が知のフロンティアに立てる魅力的な分野です。研究指導では、ゼミ生それぞれの問題意識と主体性を尊重するよう意識しています。また、他大学のゼミとの交流発表会や卒業生のゼミ訪問など、学外との交流機会を多く設けています。学生同士で教え合っているうちに、全く無関係に見える2つのテーマを横断した、興味深い論点が生まれることも。新しい知見が生まれた瞬間の充実感を、私も一緒に味わっています。

学生に聞く統合知

R.Tさん

東京都・淑徳高等学校 出身

労働基準監督官の定期監督が増減した場合の労働災害の変化をテーマに、グループ研究を行いました。どのようにデータを集め、どのように仮説を立証するのか。学生主体で一つひとつ考えて研究を進めるうちに、自分の考えを整理し、他者に対してわかりやすく説明する力が鍛えられ、同時に分析結果から個々の事象の関連性までを見通す力を養うことができました。また経営学を学ぶうちに労働環境を守るためには、行政の存在が必要だと実感し、弱い立場に陥りがちな労働者の生活を守りたいという思いから、卒業後は労働基準監督官に。働く人々に複雑な法律や政策を理解してもらえるよう、ゼミで鍛えたわかりやすく伝える力を強みに、安全な労働環境を支えていきたいです。

専門分野を究める

和田ゼミ

企業活動にかかわる人間の行動を、統計ソフトを用いて科学的に分析します。学生の関心があるテーマを取り上げ、分析結果から何が言えるのか、因果関係をおさえた実証を目指します。

※所属・肩書等は取材当時のものです。