大学時代の経験を原動力にトライ&エラーを繰り返す
2021.07.10
米木 佳太郎
米木 佳太郎
YONEKI Keitarou
花王グループカスタマーマーケティング株式会社 プレステージ部門 専門店部 首都圏地区 東京第三エリア
2015年 経済学部経営学科 卒業
現在のお仕事内容を教えてください
花王株式会社及び花王グループ各社が製造する製品の販売を担当する、花王グループカスタマーマーケティング株式会社に勤めています。花王グループでは、「研究開発」「マーケティング」「生産」「物流」「販売」までを一貫して行い、その中で花王グループカスタマーマーケティングは「販売」機能を担っています。私は、化粧品や衛生用品を通じて人の暮らしに貢献する花王グループブランドの価値を消費者の方々へ届けるべく、販売店へ提案を行っています。現在は、主にカネボウ化粧品の商品群を扱っており、販売店の方々と一丸となってご愛用いただける方を増やすことに取り組んでいます。
現在の道に進んだきっかけは?
「化粧品には人を中身から変える力がある」と考え、化粧品業界を選びました。私は中学時代、あまり自分に自信をもてずにいたのですが、高校入学後にヘアワックスで髪を整えたところ見た目が大きく変わり、自信がつきました。周囲からはそんなに違いはなかったかもしれませんが、自分はいつの間にか明るく振る舞えるようになっていました。私と同じ体験をする人を増やしたいという想いが、今の会社を志望した出発点です。
学習院大学での経験は、どのように仕事に活きていますか?
業務は、化粧品の販売企画の提案やチームの仕事の進捗管理、モチベーション管理など多岐にわたりますが、チーム全員で決めた⽬標を達成したときの喜びというものは何度味わっても嬉しいものです。また、自身が担当するチャネルにおいて商品別の販売実績で全国№1を獲得したことも、大きな自信につながっています。そんな今の私があるのも、学生時代に培った素養が基盤になっています。部活動で棒高跳びの競技者として練習に励み、他大学へ赴き指導を仰ぐなど技術の向上に努めました。そういった経験は、コロナ禍によってビジネスモデルが激変したさなかでも、目標達成のため、トライ&エラーを繰り返しながら、あきらめずに取り組める原動力になっています。
就職活動で特に役立ったことは?
第一志望業界の企業に入社できたのは、大学の細やかな就職支援のおかげです。中でも面接対策セミナーにおける多様な交流や手厚いサポートが、就職活動に勢いをつけてくれ、最後に希望がかなった要因だと考えています。就職活動にまだ実感が湧いていない学生のために、社会人の先輩方が丸2日間も時間を割いて、厳しくも温かいアドバイスをくださるのです。先輩方には本当に感謝でいっぱいです。この学習院⼤学だからこそ受けられる就職サポートは、就活を始める人たちに絶対的にお薦めします。
受験生へのMESSAGE
何ごとも最後までやり切ることです。私自身は就職活動中も最後まで部活動をやり切り、目標に掲げた大会に出場することができました。また、部活動を通じて出会った人とのつながりは私の財産となっており、歳月が流れても友人として連絡を取り合っています。何かしら目標を定め、やり切って、ぜひかけがえのない大学時代を悔いなく過ごしてほしいです。
※所属・肩書等は取材当時のものです。