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生命科学科|人の行動にも相通じるシュモクバエの研究の土台を築く

2024.02.26

理学部 ゼミ紹介

安達 卓 教授、生命科学科4年

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教員に聞く研究知

安達 卓 教授

[専門]動物生理学

昆虫は発生、生殖、行動、老化などの高次機能がさまざまな意味で哺乳類と共通しています。そんな昆虫を巧みに用い、多くの多細胞動物に共通した未解明の原理を解き明かすべく、日々取り組んでおり、その一例が「ショウジョウバエの消化管による老化制御」です。私たちは本研究において、ショウジョウバエの腸が産生するホルモンが、腸やほかの器官の老化、全身性の個体寿命に強い影響を与えていることを明らかにしました。現在、それらの仕組みと意義を解明しつつあります。生命科学研究の醍醐味は、生き物の"生き物らしい姿"を探求できることです。学生たちにも知的好奇心の赴くままに研究に打ち込み、人生観が変わってしまうほどの経験を積んでほしいと考えています。

学生に聞く統合知

T.Sさん

東京都・都立目黒高等学校 出身

私が研究対象としているのは、ほかの個体と目幅(両目の間隔)を比較して縄張りを争うシュモクバエです。このハエの目幅の大きさ(アピール度)と個体のエネルギー量(実力)は本当に比例しているのかを、目幅で選別した累代飼育を行い調べています。また並行して、オスの内部生殖器官である附属腺に着目した研究も実施。この研究は研究室の後輩たちに引き継ぎ、更に観察を続けて世代を超えた変化を追いたいと思っています。日々観察や考察を行う中で強まる研究活動に対する思い入れとやりがい。ここでひとつの物事を突き詰め、やり切った経験は社会のあらゆる場面で役立つと確信しています。

専門分野を究める

安達研究室

どんな生き物の個体も繁殖競争の成功者の子孫です。ショウジョウバエやシュモクバエを用いて、生殖が成功する仕組みを組織形態・闘争求愛行動・遺伝子発現など多様な観点から研究します。

※所属・肩書等は取材当時のものです。