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化学科|多分野の知をつなぎ、試行と解析を重ねて生体反応の謎に迫る

2026.06.17

理学部 ゼミ紹介

岩田 耕一 教授、化学科4年

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教員に聞く研究知

岩田 耕一 教授

[専門]基礎物理化学、分子分光学

私たちの研究室では、10兆分の1秒で起こる高速現象を測定するための実験方法「時間分解分光測定」を開発。この手法を用いて、フラスコ内だけでなく、細胞膜内で進行する化学反応の様子を観察しています。複雑な反応の仕組みを解き明かす過程は、地道な作業や失敗の連続です。しかし、その先には世界で誰も見たことのない現象を目にする大きな感動があります。こうした挑戦を支えるのが、研究室に代々受け継がれてきた独自のノウハウです。学生たちはその土台を活かし、自らのテーマに取り組みます。新しい実験の計画・実行、データ解析、成果の共有など、研究に求められる力はさまざまです。すべてを完璧に備えるのは難しいかもしれませんが、各場面で粘り強く努力できる人材を育てたいと考えています。

学生に聞く統合知

N.Yさん

千葉県・県立成田国際高等学校 出身

光による損傷から生物を守る仕組みを解明するため、オレンジカロテノイドタンパク質の研究に取り組んでいます。レーザー測定や試料培養など多様な作業が必要なため、化学だけでなく生物や物理の知識も求められます。実験が思うように進まないこともありますが、成功した際の達成感は大きく、データ分析から次の方策を考える粘り強さも養われました。生体内の複雑な作用に触れると、身の回りの現象が分子レベルの変化で成り立っていることを改めて実感します。そのたびに、興味の幅を更に広げたいという意欲が掻き立てられます。卒業後は、ゼミで培った論理的思考力を最大限に活かして、IT業界で社会に役立つ製品やサービスを生み出したいと考えています。

専門分野を究める

岩田研究室

レーザー光を物質に照射し、その変化を検出する超高速分光法を用いて、分子内の電子の動きや化学結合の変化を追究。極めて微小かつ超高速な世界で生じる現象のメカニズムを明らかにします。

※所属・肩書等は取材当時のものです。