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生命科学科|"感情"や"行動"を脳神経の仕組みから解明、次なる社会貢献へ

2026.06.17

理学部 ゼミ紹介

掛川 渉 教授、生命科学科4年

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教員に聞く研究知

掛川 渉 教授

[専門]神経生理学

私たちの脳にはおよそ1,000億個の神経細胞があり、記憶や学習に必要な複雑な神経回路を構築しています。この回路で情報を伝達するシナプスは、経験や成長に応じて強さや形を変化させるだけでなく、アルツハイマー病や自閉スペクトラム症をはじめとする多くの精神・神経疾患とも深くかかわっています。こうした脳内で起こる未知の現象を、最新技術で解き明かすことが、私たちの研究の大きな醍醐味です。研究室の合言葉は "We are on the same boat."。メンバー全員がひとつの船に乗るクルーのように互いの挑戦を支え合い、議論や検証を共に進めています。国内外の専門家とも協力し、学内外での共同プロジェクトも積極的に展開してきました。一人では決して成し遂げられないサイエンスの世界だからこそ、研究室を学びの場であると同時に、研究の楽しさを分かち合える場所にしたいと考えています。

学生に聞く統合知

S.Mさん

東京都・普連土学園高等学校 出身

中学生のころは心理学に興味がありましたが、高校生のときにはヒトの感情を作り出す脳神経の仕組みに関心を持つようになり、動物の脳を使ってヒトの心理や行動にも通じるメカニズムを探る本研究室を選びました。現在は、特定の遺伝子を欠損させたマウスと正常なマウスを比較し、行動の違いからシナプスの働きを明らかにする実験に取り組んでいます。目には見えない現象が、論文や実験を通じて"見えてくる"ところに醍醐味を感じます。また実験の繰り返しを通じて、失敗を恐れず挑戦し、結果を客観的に解析する力も身につきました。卒業後は大学院に進学し、精神•神経疾患の新たな治療法につながるような分子レベルでの病態解明に挑み、自殺率の低下など社会に貢献する成果を目指しています。

専門分野を究める

掛川研究室

神経細胞同士をつなぐシナプスの形成や機能を分析し、脳の情報処理の仕組みを解明。電気信号を検出する手法や、遺伝子改変マウスを活用して、記憶や学習を支える分子メカニズムに迫ります。

※所属・肩書等は取材当時のものです。