資料
請求

教育学科|「教育」の先に自身の生き方を見つめる

2024.02.26

文学部 ゼミ紹介

宮盛 邦友 准教授、教育学科4年

22.10.18-0367.jpg

教員に聞く研究知

宮盛 邦友 准教授

[専門]教育思想、臨床教育学、教育法学

私は教育を生涯にわたってあらゆる機会に行われる「創造的ないとなみ」と捉えており、人間に関するほぼすべての事象が研究対象になり得ると考えています。その考えの下に探究しているのが「総合的人間学としての教育学」です。哲学や歴史、心理、社会、法などさまざまな分野への理解を深めることで教育を常に対象化しながら、現代に相応しい教育について構想しています。また、ゼミにおいて大切にしているのは"自分の人生を主体的に生きるための力量を形成する"こと。その一環として多様なジャンルの本を読むことを推奨しています。ただ読むだけでなく自身の経験や考えなどと重ね合わせる。そうすることで、大学で学ぶことの意味を見つけ、進むべき道を自らの手でつかみ取ることができる学生に育ってほしいと願っています。

学生に聞く統合知

T.Hさん

北海道・道立北海道旭川東高等学校 出身

本ゼミでは多様な視点から教育を極めて人間的な営みとして捉え、教育学を通して「どう生きるか」について研究しています。活動の中心となるのは、先生やゼミ生との"対話"です。文献を読み、内容の理解を深めるためにディスカッションを行う。対話を重ねる中でさまざまな考え方に触れ、今までにない視点から自分と向き合う。そのプロセスこそが自己の発見であり、自分自身が「どう生きるか」を考えることにつながるのだと、ゼミの活動を通じて実感しました。また、多岐にわたるテーマに触れたことで、あらゆる物事を自分ごととして捉える力や自分の言葉で語る力も培われたと思います。ここで学んできたことを土台に、大学院で教育学を更に探究していくつもりです。

専門分野を究める

教育基礎・教育学理論ゼミ

「子どもの発達・子どもの権利」「学校の公共性」「開かれた教職の専門性」等をキーワードに基礎から発展まで幅広く取り上げ、教育とは何かという問いに対する自らの答えを模索します。

※所属・肩書等は取材当時のものです。