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心理学科|客観的視点で心の内側を探究し他者に寄り添う

2025.06.12

文学部 ゼミ紹介

篠ヶ谷 圭太 教授、心理学科4年

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教員に聞く研究知

篠ヶ谷 圭太 教授

[専門]教育心理学

私たちは先輩や上司として、人を教える立場になることがあります。同時に、学校を卒業しても自分に必要なことを学び続ける学習者でもあります。そのため、効果的な教え方・学び方は、私たちの人生に直結する重要なテーマです。本ゼミでは、学生たちが今まで学校で過ごしてきた経験をもとに、活発に意見を出し合います。どんなによいアイデアを持っていても、伝えることができなければ意味がありませんから、指導にあたってはプレゼンテーションスキルの養成を重視しています。教え方・学び方に正解はなく、人や状況によってその効果が変化します。そのため、皆さんには自己を客観的にとらえ、常に改善に向けて工夫する姿勢を培ってほしいと願っています。

学生に聞く統合知

A.Oさん

神奈川県・県立横浜平沼高等学校 出身

論文を執筆する過程で、データ分析の知識や捉え方が培われました。データは、自身の主張の信頼性を高めることができる一方で、取得の仕方によっては意図しない偏りを生んでしまうという一面があります。データの信頼性について冷静に評価する視点を養えたことは、情報があふれる現代社会で生きていくうえで、必ず役立つと感じています。また、心理学を学ぶことで、人の心についての視座が深まり、相手の考えやその背景を想像し、寄り添う姿勢が養われました。卒業後は、高齢者マンションの運営に従事予定です。大学生活で手に入れた冷静な判断力と相手に寄り添う心を活かし、たくさんの入居者の方を笑顔にするような仕事をしたいと思います。

専門分野を究める

発達・教育心理学ゼミナール

効果的な学び方や教え方をテーマに、学ぶことが上手な人の「信念」や「動機づけ」について考察。輪番で先行研究を発表し、その内容を日常にどう活かすかという議論を中心に授業を展開します。

※所属・肩書等は取材当時のものです。