史学科|史料をひも解き、近代の歴史を辿って現代への軌跡を見出す
2026.06.17
千葉 功 教授、史学科4年
教員に聞く研究知
千葉 功 教授
[専門]日本近現代史
現代社会や政治の仕組みは、歴史的経緯のもと形作られてきました。とりわけ日本近代史は、ペリー来航以降の比較的最近の出来事を扱うため、私たちが置かれている状況を理解するうえで非常に役立ちます。本ゼミで目指しているのは、歴史学的探究に忠実に、主体的に思考できる学生の養成です。まずは興味のあるテーマについて先行研究を集め、読み解きながら自分なりの問題を設定し、そのうえで仮説を立て、関連する史料を正確に読み込み、論理的に思考を組み立てていく。この一連のプロセスは、社会に出ても応用できる知的スキルです。教員と学生、学生同士の距離が近く、フレンドリーな雰囲気の中で、学生は自ら考え、主体的に学びを深めています。
学生に聞く統合知
T.Nさん
神奈川県・平塚学園高等学校 出身
私の研究テーマは、植民地における日本語教育です。日本語普及の経緯や範囲、現地社会や人々の生活への影響を、当時の史料を手がかりに探っています。史料の信頼性を判断するには、作成された背景や、誰が何の目的で書いたのかを理解することが欠かせません。地道な作業ですが、史料を異なる角度から読み直し、新しい視点を発見できた瞬間は大きな喜びであり、研究を続ける原動力になります。卒業後は食品メーカーに就職予定です。ゼミで培った論理的思考や分析力、粘り強く史料に向き合った経験を新商品の開発や市場調査など、多くの情報を整理して判断する場面で活かしたいと考えています。
専門分野を究める
日本近代史ゼミ
日本国内はもとより、明治期に編入された琉球王国や蝦夷地、さらに植民地時代の台湾や朝鮮などの近代史も対象となります。2年次には卒業論文のテーマを決定し、段階的に研究を深め、その成果をまとめます。

※所属・肩書等は取材当時のものです。