教育学科|過去をひも解き、現在の教育を問い、未来の課題解決へつなぐ
2026.06.17
須田 将司 教授、教育学科4年
教員に聞く研究知
須田 将司 教授
[専門]日本教育史、地域教育史、教育会史
いま私たちの前にある教育の姿は、これまで積み重ねられてきた選択の結果であり、もしかすると別の形になっていたかもしれません。だからこそ、先人たちがどのような意図で制度や実践を生み出したのかをたどると、当時を生きた人々の思いが生き生きと浮かび上がる。この歴史的な視点と学生自身の課題意識が結びついたとき、教育とは当たり前に用意されたものではなく、自ら創り出せるものだという当事者意識が芽生えます。教育史と向き合うことは、思考を転換させる探究の過程であり、自分の言動や生き方を問い直すきっかけにもなります。学生たちは磨けば光る原石です。史料にもとづく思索を通じて自主性と探究心を養い、一人ひとりの可能性を広げてほしいと願っています。
学生に聞く統合知
T.Iさん
埼玉県・県立熊谷高等学校 出身
教育学科は、少人数での授業だからこそ、仲間と互いに刺激し合い、充実した日々を過ごすことができます。私は国語科教育における「聞くこと」の指導や評価をテーマに、過去の学習指導要領や理論を読み解きつつ、現代に生かす方法を模索しています。過去の検証を通じて得た知識を、現代の実践と照らし合わせることで新たな視点が得られ、その中で培った自ら課題を見つけ解決へと進み続ける力は、さまざまな場面で活きると考えています。先行研究を掘り下げる過程には難しさもありますが、学科の先生方はさらなる道筋を真摯に提示してくださるため、学問や研究への意欲は尽きません。将来、教員として自身の学びから得た知見を、目の前の児童にも伝えていければと思っています。
専門分野を究める
須田 将司ゼミ
教育に関する史料を手がかりに、学校や教員が時代ごとに地域や社会でどのような役割を担ってきたのかを追究。得られた知見をもとに、教育論の展開や学校制度の課題について考察を深めます。

※所属・肩書等は取材当時のものです。